代表的なタイカレーの一つ「グリーンカレー」は、日本人のカレーの概念を覆す色と風味であるにもかかわらず、すっかりはまってしまう魅力があります。グリーンカレーの緑色は、若いトウガラシの色です。そのため赤いトウガラシよりフレッシュで力強い感じがするのではないでしょうか。
タイカレーのペーストには、ガランガル、レモングラス、コブミカンの皮、パクチーの根や種など様々なスパイスやハーブが入っています。
ペーストがあれば日本のカレールーと同じように簡単にカレーを作ることができます。でもちょっと凝ってみたい方、ペーストにプラスαでオリジナル本格カレーに挑戦してみてはいかがでしょう?
材料&レシピ
・オーガニックコリアンダー(ホール) 小さじ1
(包丁などで叩いて軽くつぶしておくとより香りが出ます)
・オーガニックスイートバジル(ホール) 5枚
・オーガニックカフィアライム(ホール) 5枚
・オーガニックレモングラス(ホール) 5枚
・オーガニックチリ(ホール) 3本(お好みで)
・鶏肉(お好みの部位を一口大にカット) 100g
・パプリカ 赤・緑 各1/4個(一口大にカット)
・キノコ 30g
・ナス 1本(一口大にカット)
・グリーンカレーペースト 30g(商品により)
・ナンプラー 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・油 適量
・ココナッツミルク 300㏄
・水 100㏄
〈レシピ〉
1.グリーンカレーペーストを油で炒めて、ココナッツミルクを加えて沸騰させ、3分ほど煮続けてなじませます。
2.水と具、オーガニックスパイスをすべて加えて沸騰したら弱火にして、具に火が通るまで煮込みます。
3.ナンプラーと砂糖で味を調えてできあがりです。
* ラーメンやそうめんなど麺類と組み合わせてもOK!
* 具はお好みで、シーフードにもよく合います。
* 水、ココナッツミルクを少なめにしてチャーハンにもできます。
レシピ: タイ在住健幸料理研究家・野菜ソムリエプロ 青澤直子
instagram.com/naokoaosawa
グリーンカレープラスαに おススメのスパイス
*コリアンダーシード
すっかりおなじみになったパクチーの種です。葉より甘味があり、柑橘系のさわやかな香りがするため、世界中で料理や菓子作りなどに利用されています。
*スイートバジル(ホーラパー)
清涼感のあるタイ料理にピッタリなバジルは、煮込みや炒め物に多用されています。
*カフィアライム(バイマックルート)
コブミカンの葉を料理に利用します。独特な柑橘の香りが味を華やかにします。
*レモングラス(タクライ)
ペーストにも入っていますが、カレーそのものに加えることで香りが引き立ちます。
*トウガラシ(プリック)
暑い国で食欲を増進させるだけでなく、ビタミンCの大事な補給源となります。